この教材について
この教材は、子どもたちがスマートフォンやデジタル機器を普通に使う時代に「小さな子ども向けの教材がない」ということで開発したものです。
くわしいことを言っても、細かな指示をしても、理解できなかったり、聞いてくれなかったりして、保護者の方はイライラすることもあるかと思います。
この教材では、子どもと一緒に楽しみながら、何がやっていいことか、何をしてはいけないのか、どんなことが危ないのか、こうすれば安全なのね、などが体験的に学べるようになっています。
教材の合間に体操を入れるなど、依存にならないための工夫もしてあります。子どもの思考力ほかいろいろな力を育むとともに、カラダも心も健やかに育つよう、小さい子ども向けだからこその配慮もしました。
保護者のみなさま、指導者のみなさまに、有効にご活用いただければと思います。
ドラマ教材「どうしてあぶないの」
ここには10種類のドラマが入っていますが、「子どもたちがスマホやネットを使うときには、こんなことに気をつけなければ危ない」といった細かいことを紐解くような内容ではありません。
子どもたちが楽しんでドラマを見ている中で、「あ、コレは悪い人だ!」「こうすれば安全なんだ!」ということが感覚的に伝わるように作ってあります。
子どもと一緒にドラマを楽しみながら、良いか、悪いか、あなただったらどうするか、そんなことを考えていただければと思います。
シミュレーション教材「たいけんゲームをしよう」
体験ゲームは、子どもたちが実際にスマホやネットを使っている設定で仮説を立てて、「自分だったらどうするかを」考え、その結果“何が起きるか”を想像するための教材です。
今の子どもに必要とされている“思考力”を育むためにも役立つ内容になっていますので、これを使って子どもといっぱい考えていろいろ話し合っていただければと思います。
へんしん!どうぶつたいそう
この手の教材には珍しい“体操”を組み込んだ理由は、小さな子どもは夢中になると時間を忘れてしまうから。
この教材ではコンテンツの合間にはめてありますが、普段でも、デジタル機器に夢中になっている子どもに「一緒に体操やろう!」と声をかけて体を動かせば、気分が変わり、機器から手を放してくれるはずです。有効にご活用ください。
作ってみよう!
「デジタル教材に工作?」と思うかもしれませんが、人差し指1本で使うスマホよりも、手の全体を使っていろいろなことをするほうが、脳への刺激は多くなるはずです。
発達ざかりの子どもたち、デジタルの道具とともにアナログな道具を使う力も身に付けてもらえればと、工作を取り入れました。
いっくん、ねねちゃん、のお面でドラマを演じてみる、動物のお面を作ってみんなで体操をしてみる、そんな形で楽しく使っていただければ嬉しいです。