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2008年12月09日 策定
(前文)
I-ROIは、国民生活に大きな影響を及ぼすインターネットコンテンツの健全な発展を促すため、青少年を含めた国民誰もが安心安全にインターネットを利用できる環境を創出することを目指している。
そのため、インターネットでコンテンツを提供することの社会的責任の重要性を自覚し、インターネットで提供されるコンテンツが社会の倫理水準を遵守し、低下させることのないように、ここにコンテンツ提供者のための自主的倫理規程を制定する。特に青少年に対する影響を重視する観点から、倫理規程は青少年の年齢に配慮し、別に定める年齢区分を設ける。
自主的倫理規程を実効あるものとするためI-ROIは、インターネットで提供されるコンテンツの健全性を評価する基準を倫理規程に従って策定し、自主的な管理運用を行う。 この活動を通じて、表現の自由を尊重し、インターネットコンテンツの自由な創作を確保する。さらにコンテンツの閲覧者に対しては必要な情報を提供して、安心して利用できる環境を担保することによって、インターネットを使う者すべてに資することを念願している。
(本文)
第1条 目的
本規程は、インターネットで提供されるコンテンツがI-ROIの定める倫理水準を遵守していることを評価する際の方針を定めたものである。
第2条 評価の適用範囲
当該評価が適用されるのは、インターネットおよびモバイルなどで提供される誰でもが閲覧可能なコンテンツである。特定会員に限定したコンテンツでも、不特定多数の閲覧者が会員となりうる場合は対象となる。
第3条 評価対象
評価対象となるのはI-ROI会員のコンテンツで、同一のアドレスで提供しているコンテンツをひとかたまりとみなす。
第4条 審査区分
I-ROIは、コンテンツの表現内容に応じた別途定めるカテゴリを設け、審査を行う。
第5条 年齢区分
I-ROIは、青少年の発達段階に応じて、以下の年齢区分で審査を行う。
全年齢対象
12歳以上対象
15歳以上対象
18歳以上のみ対象
第6条 審査基準
I-ROIは以下に列記する審査基準を、審査の基本的な方針とする。
・日本国憲法および法令、国が定める指針、その他の規範を遵守すること。
・社会通念を尊重すること。ただし青少年に好ましくない場合(例えば、古くから伝わる性的習俗など)については、その限りではない。
・青少年の発達段階に配慮すること。
・未成年に好ましくない影響を与える行為の描写には慎重を期し、性・暴力表現については発達段階に配慮すること。
・個人、団体、人種、性別、障害、信条、習慣風俗などに対する一方的な誹謗中傷や差別的表現は行わないこと。
・閲覧者からのクレームや、不適切な書き込みなどに迅速かつ適切に対処すること。
第7条 審査結果
上記の審査基準から別に定める年齢区分毎の評価細目を策定し、それに従い審査を行うとともに、インターネットの日常的な運営方法なども含めて総合的に判断し、審査基準に準拠していると認められたものを、適合と評価する。適合ではないと判断したものについては、その理由を添えてコンテンツの責任者に通知する。
第8条 マークの付与
I-ROIが適合と評価したインターネットコンテンツについては、I-ROIが定めるマークを付与する。マークはI-ROIが別途定める方法で、閲覧者が視認可能な個所に掲示しなければならない。
2008年12月09日 策定
(目的)
「I-ROI基本方針」第4条の規定に基づき、コンテンツの表現内容に応じて以下のカテゴリを設け、評価を行う。
カテゴリ 1:「ヌード等」
カテゴリ 2:「セックス」
カテゴリ 3:「暴力・残虐」
カテゴリ 4:「犯罪行為」
カテゴリ 5:「麻薬等」
カテゴリ 6:「非行・反道徳的行為」
カテゴリ 7:「成人向け情報」
カテゴリ 8:「差別表現」
カテゴリ 9:「権利侵害行為等」
カテゴリ10:「その他」
参考資料:健全性認定について